親指の腱鞘炎の原因は親指。と思われがちですが、親指以外にも悪さをする原因があります。親指でも膝でも多くの関節痛に共通すること、それは扁桃腺の機能が低下していることです。
扁桃腺は呼吸したときにカラダに入ってくるウイルスや細菌から身を守るために様々なはたらきをしています。
このはたらきと、関節痛がどんな関係をしているのかを見ていきましょう。
どこで呼吸しているかが大事
呼吸って人のカラダには欠かせない酸素を取り込む大事な行動ですよね。
カラダのエネルギーを作ったり、血液をキレイにしたり、
細胞を再生させたり、老廃物の排泄をしたり、
ふだんは意識することは少ないですが、とても重要なんです。
そして、意識してほしいことはひとつ。
それはどこから呼吸して酸素を取り込むか。
大事なことは鼻で呼吸をすること。
よく口で呼吸してしまう方がいますが、要注意です。
口は食べ物を食べて、胃に送るところ。つまりは消化器の一部です。
鼻は取り込んだ酸素を肺に送る呼吸器の一部です。
そして両者の大きな違いはフィルターがあるかどうかです。
冒頭でも触れたように、外の空気は酸素だけでなく、細菌やウイルスもいます。
鼻にはこの細菌やウイルスをカラダに取り入れないようにフィルターが付いています。
酸素だけがカラダに取り込まれ、全身に送られます。
しかし、口にはフィルターはありません。
そのため、酸素と一緒に細菌やウイルスも一緒にカラダに取り込んでしまいます。
カラダに侵入したウイルス・細菌はどこへ行く?
ウイルスや細菌は天敵のいない、無菌状態のところを好み、繁殖しようとします。
カラダの中には無菌状態に近い箇所があります。
それが関節の中。
血中に入ったウイルス・細菌は無菌状態の関節の中で繁殖し、カラダはそれを追い払おうと炎症反応を引き起こします。
これが関節痛の共通する病態です。
また、ウイルス・細菌は関節だけでなく、肺や胃、肝臓やすい臓、卵巣や子宮、腎臓や膀胱などにも住み着き、炎症を引き起こす原因となる可能性があります。
これを「病巣感染」といいます。
ウイルスや細菌から身を守れているかチェックしてみましょう
カラダには2つの扁桃腺があります。
ひとつはのどにある扁桃腺、誰もが一度は痛めたことのある場所ですよね。
そしてもう一つはお腹にある扁桃腺、盲腸です。
カラダの中でウイルスや細菌が繁殖すると、まず盲腸に反応が出るようになります。
盲腸は腸の中できれいなものと排泄するものとを分けるところにあります。
排泄するものがきれいなところに戻ってきては困るので、盲腸はとても働いているんです。
しかし、カラダというのはとても繊細なので、腸内の温度が1度下がると約70%の免疫機能は停止してしまうと言われています。
盲腸にも影響は大きくでるので、排泄する悪いものが戻ってきてしまい、細菌やウイルスが全身に運ばれてしまいます。
こうなるとカラダ全体の免疫は下がってしまうので、外からの細菌とウイルスに抵抗できなくなり、疲れが溜まったり、風邪をひいたり、アレルギー症状がでたりと様々なカラダの異変が出てきます。
ではまずはチェックしてみましょう。
赤い丸が盲腸のエリアになるので、押したときに痛みや不快感があれば盲腸の不調が考えられます。
扁桃腺を機能させるには?
まずは普段から鼻呼吸が出来ているかチェックしてみましょう。
意外と気づきにくいのですが、知らずうちに口が開いて呼吸してしまっていることがあります。常に口を閉じて鼻呼吸が出来ているか注意してみてください。
そして、うがい・手洗いをしっかりする。
基本的なことですが、とても大事なことですよね。
うがいをする際は、冷たい水よりも常温から少し温かいくらいのぬるま湯の方が効果は高いようです。
さらに、カラダを冷やさないように食べ物・飲み物も温かいものを摂るようにするとより効果的です。
このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。
- 症状が長引いている。
- 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
- 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。
という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。
最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。
お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。
横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。
お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会があるということがありましたら、お気軽にご相談下さい。
スタイル鍼灸整骨院 スタッフ 栗原
お電話ありがとうございます、
スタイル鍼灸整骨院でございます。