東洋医学で「腎」とは、広く
生殖や成長・発育、ホルモンの分泌、免疫系などの機能を併せ持つ
”生命の源“
と考えられています。
この中には卵巣の機能も含まれていて、
生殖器としての機能、そしてホルモンを分泌する機能の2つです。
(ちなみに子宮は東洋医学では「肝」に属します。)
腎の主な働き
生命を維持するエネルギー源=「精」(成長・生殖機能)を蓄えて
- 体内の水分をコントロール(排尿機能)
- 酸素を体内に深く吸い込む(納気機能)
- 骨や歯、脳、髪などの生育、耳や尿道、肛門の機能維持
といった働きをしています。
このように、腎はカラダ全体の健康と深く関わっています。
そのため、
腎に蓄える精が不足して機能が衰えると、
- 不妊症や精力の減退
- 更年期障害
- 骨粗鬆症
- 排尿トラブル(尿漏れなど)
- 脱毛 ・聴力の低下
などの不調や老化現象が現れます。
また、腎が弱くなると他の臓器にも影響するため、
身体の免疫力や回復力が低下してしまうこともあります。
これを「相生関係」と言います。
五行 (木・火・土・金・水) の循環の仕方
- 木は火を生じ,(火を生むには木の力が必要)
- 火は土を生じ,(土を生むには火の力が必要)
- 土は金を生じ,(金を生むには土の力が必要)
- 金は水を生じ,(水を生むには金の力が必要)
- 水は木を生じる(木を生むには水の力が必要)
というようにお互いに持ちつ持たれつの関係でいる、という考え方です。
「子宮は肝に属する」と紹介しましたが、
肝=木、腎=水なので、
水は木を生じる(木を生むには水の力が必要)
つまりは
「肝を生むには腎の力が必要」
なので、腎の機能を高めることは子宮の機能を上げることにも繋がります。
また、簡易的ではありますが、
腎の機能を調べる方法があります。
それは腎経の「然谷」というツボをさすって痛みがあるかどうかで分かります。
(詳しくは内臓の炎症とツボをご覧ください)
気になる方は是非チェックしてください。
このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。
- 症状が長引いている。
- 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
- 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。
という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。
最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。
お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。
横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。
お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会があるということがありましたら、お気軽にご相談下さい。
スタイル鍼灸整骨院 スタッフ 栗原
お電話ありがとうございます、
スタイル鍼灸整骨院でございます。