[頸椎ヘルニアで手にシビレが出てしまう…]
というのはよくありますが、頸椎に問題がないのに手がシビレてしまう…というのも多い症例なんです。
頸椎ヘルニアの場合、頸椎の間にあるクッション材が飛び出して、腕や手にいく神経を圧迫するとシビレてしまう、という病態ですが、
頸椎に問題のない手のシビレは様々な病態があります。
例えば、
・首の筋肉による神経の圧迫
・肩の筋肉による神経の圧迫
・腕、手首周りの筋肉による神経の圧迫
などの構造的な原因によるもの、そして
・呼吸の浅さが原因の酸素不足
・糖分の過剰摂取
・妊娠や出産後のカルシウム代謝
などの内因的な原因によるものなどこれらが複合してシビレを発症します。中でも
・首の筋肉による神経の圧迫
・呼吸の浅さが原因の酸素不足
が併せて起こりやすいです。この状況を作りやすいのが、姿勢不良。
スマホやタブレットは同じ指を使うの一部分に負担がかかります。
頭が肩よりも前にあると、頭の重みを支えるために首の筋肉は強く収縮します。
腕への神経は首の筋肉の間を通るため首周りの筋肉が収縮すると神経に触れやすくなります。
常に頭が肩よりも前にあると、常に首の筋肉は収縮してしまうのでずっと神経に触れてしまうようになります。
また、首周りや肩・鎖骨付近の筋肉には呼吸運動に関わる筋肉がたくさんあります。
姿勢不良によりこれらの筋肉が収縮すると、呼吸も浅くなり、カラダへの酸素供給が不足してしまいます。
以上2点がシビレの正体です。
この姿勢不良や酸素不足を解消するにの効果的なのが
・肩甲骨を寄せる
・鼻呼吸での深呼吸
首を起こそうとするのではなく、肩甲骨を寄せ、胸を張るようにすると首も自然とまっすぐになり、
この状態で鼻から吸ってゆっくり鼻から吐いての深呼吸をするとしっかりと酸素がカラダへ入っていきます。
シビレの症状は長い時間をかけて出てくる症状なので、姿勢を正すのもゆっくり時間をかけて行うようにしましょう。
シビレの解消方法
- 首は回さない、鳴らさない。シビレのないほうに首を傾けるストレッチ。30秒以上。ゆっくり伸ばすのがコツ。
- 肩甲骨を寄せる運動をする
- 首を温める
- 姿勢をよくする
このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。
- 症状が長引いている。
- 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
- 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。
という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。
最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。
お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。
横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。
お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会がある、ということがありましたら、お気軽にご相談下さい。
スタイル鍼灸整骨院 院長 佐々木
お電話ありがとうございます、
スタイル鍼灸整骨院でございます。