つわりの種類と症状
つわりと一言で言ってもさまざまの症状があります。
吐きつわり
吐きづわりとは、最も代表的なつわりの症状で多くの妊婦さんが経験されます。
常に吐き気を感じる方もいれば、強い吐き気で実際に吐いてしまう方もいます。
胃がムカムカして吐き気が続く(吐きそうで吐けない感じ)、何とか食べてもすぐに吐いてしまうなど辛い状態が続きます。
食べづわり
食べづわりとは、空腹な時ほど吐き気がひどくなるつわりのことです。
常に何かを食べていないと吐き気が続くので食べる…ということでついつい食べ過ぎてしまい体重が必要以上に増えてしまう。急な体重の増加に注意が必要です。
においづわり
においづわりとは、においに敏感になり普段の何気ないにおい、今まで平気だったにおいが苦手になり嗅ぐだけで気持ち悪くなってしまうつわりです。吐きづわりや食べづわりなど他のつわり症状と同時に感じる場合がほとんどです。
気になるにおいは人それぞれで、電車の中のにおい、歯磨き粉や食べ物のにおい、炊きたてのご飯のにおい、焼き魚や揚げ物のにおい、湯気、冷蔵庫の中のにおいなど身の回りにあふれるにおいが多いようです。
眠りづわり
眠りづわりとは、常に眠い、またはむしょうに眠気が襲ってくるつわりです。常に眠いという軽い症状から、気付いたら眠ってしまうといった生活に影響が出るほどの眠気におそわれる方もいます。
よだれづわり
よだれづわりとは、よだれが増えるつわりで、唾液つわり(悪阻)とも呼ばれます。唾液の分泌量が増えるだけでなく、自分の唾液の味が気持ち悪く感じ飲み込む事が出来なくなる方もいるようです。
東洋医学のつわりの考え方
つわりは、妊娠して間もなくあらわれる症状で、東洋医学では「悪阻(おそ)」と呼んでいます。悪阻の程度は個人差があり、自然に回復する人もいますが、強い場合は妊娠中ずっと悪阻に苦しみ、日常生活にも支障が出る場合があります。
また、つわりを東洋医学的に分類すると以下のようになりますが、人間のカラダはそんなに単純に分類することはできませんが、あくまでも目安としてください。
脾胃虚弱タイプ
妊娠によって経血が体外へ排出されなくなると、子宮から始まる“気”が盛んになり、その“気”が上昇しやすくなります。上昇した“気”によって胃が侵されることがあります。
本来、胃の“気”は、食べ物を腸まで運ぶ働きがあるため、下降しなければなりません。
そのため、平素から胃が虚弱の人が受胎すると、胃の“気”がさらに上昇しやすく、悪阻が出現しやすくなると言われています。
肝胃不和タイプ
妊娠によって“血”が子宮に集中するため、肝(東洋医学の肝は、“血”を貯蔵すると言われています)の“血”が不足し、相対的に肝の“気”が旺盛になります。
平素から肝の“気”が旺盛な人(東洋医学の肝は、そのほか感情の調節もすると言われています。肝の“気”が多いと、イライラや怒りっぽいといった症状を起こすと言われています)が、妊娠によってストレスを受けると、肝の“気”が上昇し、悪阻が出現しやすくなると言われています。
痰湿タイプ
平素から脾(東洋医学の脾は、消化吸収に関係し、“気”“血”“水”の生成の源と言われています)が弱いと、消化吸収がうまくできずに“気”“血”“水”ではなく、“痰”が生成されてしまいます。
妊娠によって経血が体外へ排出されなくなると、子宮から始まる“気”が盛んになり、“気”を伴って上昇し、悪阻が出現すると言われています。
このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。
- 症状が長引いている。
- 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
- 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。
という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。
最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。
お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。
横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。
お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会がある、ということがありましたら、お気軽にご相談下さい。
スタイル鍼灸整骨院 院長 佐々木
お電話ありがとうございます、
スタイル鍼灸整骨院でございます。