肘の痛みの原因は扁桃腺と目の疲労

3年ほど前から左の肘が痛み出し、3か月前より症状が酷くなってきたということで来院されました。
お話しを聞くと、肘だけでなく肩や腕、背中にも痛みがあり、首を動かすと肘にまで痛みが響き、肘自体を動かしても強い痛みが出るようです。

まずは脈・お腹をチェック。
脈はゴロゴロと流れの悪い脈で、糖代謝異常と扁桃腺などの粘膜系の異常があるように思いました。
お腹をみても右の腹部(扁桃腺)や肝の反応がありました。
脈を診た限り、肝臓の機能は強くなさそうなので、お酒ではなく、仕事で目を使うということなので、目からの反応だろうと推測しました。

首の反応も診ると扁桃腺に沿ってがちがちに硬くなっていました。
普段からデスクワークのお仕事のようですが、その他にも原因がありそうだったので聞いてみると、以前からホルンを吹いていて、今でも週1回、さらには演奏会をやることもあるようです。

口で吹いて音を出す楽器は口呼吸になるので、その影響もあるだろうと判断して、
・扁桃腺の強化
・目の疲労回復
・カラダにかかったストレスの軽減
を主に治療を行います。

仰向けでの治療を終えたところで、肘を動かしてもらうと痛みは減っているがまだ残るとのこと。
そこでお腹にある扁桃腺のツボを押さえながらもう一度動かしてもらうと、痛みがなくなったようです。

うつ伏せになってもらい、背部もみてみると、脊柱起立筋が全部がちがち。
肩や肘、手首や指の症状は、背中をしっかり緩めないと必ず再発してしまうので、ここも重点的に治します。

1回目の治療を終え、首や肘を動かしても痛みが出なくなりました。

2回目には、仕事中たまに肘にピリッと痛くなったが、割と良いとのこと。

3回目にはほぼ感じないとのことで、翌日の演奏会にも痛みなく出られそうだとおっしゃっていました。

今回のように肘などの関節に痛みが出ている場合、その関節だけに原因があるわけではなく、なぜ長期間痛みが出る状態が続いてしまっているかを診ていく方が早く治るケースは多々あります。
その多くの原因が扁桃腺の異常、さらには糖代謝異常などのカラダの内面の問題です。
勿論、治療だけでなく、患者さんの生活スタイルも改善する必要があることもあります。

このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。

  • 症状が長引いている。
  • 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
  • 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。

という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。

最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。

お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。

横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。

スタイル鍼灸整骨院 スタッフ 栗原

お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会があるということがありましたら、お気軽にご相談下さい。

 

スタイル鍼灸整骨院 スタッフ 栗原

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