耳がつまってる感じ

  • 耳がつまった感じ
  • 耳がふさがったような不快感
  • 何となく音が聞きづらい
  • 薄い膜を通して音を聞いているような聞こえにくさがある

といった訴えもよくあります。
こうした症状を

「耳の閉塞感」

といい、
耳鼻科領域ではその原因の多くは、中耳や内耳にあると考えられています。

最も多いのが中耳の障害ですが、
その代表的なものが、風邪に伴う中耳の内圧の変化です。

かぜをひいて鼻が詰まると、耳管が塞がれて、
中耳に空気が送られなくなります。
そのため、中耳の内圧が低下し、
鼓膜が中耳の方に引っ張られて、
音がこもって聞こえるようになるのです。
この場合は、鼻づまりが治れば、耳閉塞感も自然によくなります。

そのほか、急性中耳炎の初期や滲出性中耳炎、
耳管の病気などでも耳閉塞感が起こり、
聞こえにくくなることがあります。

内耳の障害では、メニエール病などが耳閉塞感の原因になります。
メニエール病の場合は、低音域の難聴と耳閉塞感が起こってきます。
聴神経腫瘍の初期にも耳閉塞感が現れることがあります。

また、鼓膜に小さな孔が開いた場合にも、耳閉塞感が現れます。

耳閉塞感は、難聴と密接な関係がありますが、
日常会話とは関係のない低音域だけが傷害されている場合は、
耳閉塞感だけが自覚され、難聴はなかなか自覚されません。
しかし、耳閉塞感がある場合は、
難聴の可能性も疑ってかかることが必要になります。

鍼灸医学の耳に関係する経絡は?

耳と関係が深い臓腑が

・肝・腎・脾

になります。

耳の不調は3つの臓腑の働きのいずれかが乱れて起こると考えています。

耳と最も関係が深いのは肝だと考えています。
中医学でいう肝は肝臓機能の働きだけではなく、
自律神経の働きを調整して全身の血液循環をコントロールしています。
血流や筋肉の働きも管理していますから
更年期の問題や肩こり等も肝が関わってきます。

目の使いすぎ、神経の使いすぎ、ストレス、寝不足、過労等は
肝を消耗させる事になります。
結果 として自律神経の働きが乱れ、
脳や内耳の方へ十分血液が循環しなくなり、耳の症状を起こします。

「腎は耳に竅を開く」

といわれ、耳は腎とも深く関係が有ります。
東洋医学でいう腎は泌尿器だけでなく、
内分泌(ホルモン)系、免疫系、生殖能力、骨や歯、耳、髪、腰、ノド等と
関係しています。発育・成長・老化と関係していますので、
年をとる毎に腎の機能は低下していきます。
いわゆる「腎虚」と呼ばれる状態です。
腎虚になると骨や歯は弱くなり、尿の出方、生殖能力も弱ってきます。
そして耳の症状も起こりやすくなります。

水毒症状の代表としてめまいや難聴が起こる事が有ります。
油っこい食べ物、甘い物の食べ過ぎ、冷たい物の
飲み過ぎ等が消化器系の働きを弱め、
胃内停水といって、胃の中で水がポチャポチャした状態になります。
こういう状態を水毒といってカラダの中の水分代謝が悪くなります。
例えば内耳の水ぶくれ等で耳の症状も起こりやすくなります。

 

このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。

  • 症状が長引いている。
  • 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
  • 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。

という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。

最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。

お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。

横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。

お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会がある、ということがありましたら、お気軽にご相談下さい。

 

スタイル鍼灸整骨院 院長 佐々木

スタイル鍼灸整骨院