足関節捻挫の症例報告

最近はようやく暖かく春らしい天候になってきましたね。
春になると多くなるケガ…肉離れ、捻挫、ぎっくり腰などなども多くなる季節です。
その中でも今回は足首の痛みについての報告です。

休日に足首を捻り、初見時にはいつもの3倍に足首が腫れてしまった症例。

患部はもちろん、足の甲、すねにも内出血とむくみがあり、足を地面につけるのもままならない状態でした。

病院でのレントゲンでは骨に異常はなく、捻挫だろうという診断ですが、今まで見てきた捻挫の中でもトップ3に入る程の重症です。。

まずは患部と周囲の筋肉をチェック。

くるぶしの周囲、関節の部分、患部周囲の腱…

痛みもありますが、むくみがあるので、押した痕がくっきりと残ります。

腫れもすごいので、足首もほとんど動かせません。

周囲の筋肉をほぐし、動きをみます。

しかし、なかなか動かず…。予想通りではありましたが…。

そこで、筋肉の緊張を取る前にまずはむくみ、腫れを引かせるようにします。

出血した後の血液は、足の静脈を通り、お腹の静脈を通り、心臓に帰ります。

受傷当初から考えると、大分むくみが残っていたのでどこかに血液を渋滞させる原因があります。

まずはお腹をチェック。

おへその左側は血液の渋滞を表します。

硬かったり、押されて痛みがあると血液の渋滞があるのですが…。

押してみると…硬い!

とても硬い!!

これではお腹で渋滞を起こしてしまい、足の血液はなかなか回収されません。

まずはこの渋滞を何とかしなければ…。

なので、鍼灸でお腹の渋滞を取り、血液循環を良くしながらマッサージで患部周囲の筋肉を緩めて、動きを出すような施術にします。

お腹はおへその左側だけでなく、ほぼすべての箇所がとても硬い…。

それでも、鍼を施すとお腹の硬さは緩んできました。

動かしてもらうと、「さっきより動く」とのこと。

鍼をした後に軽く患部周囲の筋肉を緩ませると、さらに動かせるようになりました。

お腹の静脈の流れが良くなり、足首周りの血液が回収され、腫れも引くと動かせるようになります。

そこで立ってもらい、出来る範囲で足を着けてもらうと、足先をつくだけでも痛かったのがなんとか踵を着けるまでになりました。

最初の施術としてはまずまずでしたが、とても重症な捻挫なので、仕事に復帰できるまでしっかり施術をしなければなりません。

今回のような腫れがひどい捻挫は、患部だけでなく、カラダ全体の血液循環を良くすると回復は早くなります。

また、普段から循環の良い方は回復も早くなるとも言えます。

捻挫はなぜ起こるのか?

捻挫は関節の動く範囲を超えた際に起きる、靱帯・腱・関節包など骨と骨の繋ぎ目の役割をしている部分が傷つくことです。
他の怪我に比べ、放っておくことが多く、適切な処置やその後のケアを怠ったために再発の多い怪我でもあります。

捻挫の治りが悪い理由

捻挫と聞くと“軽い怪我”と考えがちで、
処置が遅れたり放置してしまいがちです。
私がまさに放置して、悪化させました。なので、同じ思いをあなたにしてほしくありません。
自己流の間違った処置をしてしまうことも少なくありません。

また、損傷の程度を判断するのが難しいというのも治りが悪くなる原因のひとつです。

筋肉を伸ばしたという軽度のものから重要な靱帯の損傷がみられる重度のものまであります。どこの部分がどれだけ損傷しているかによって
治療の方法も変わってきますので、適切な処置・治療が必要となります。

傷めたところと悪い所は違う

通常、足首のねん挫では外側の靭帯を伸ばしてしまったり切ってしまったりしますので、そこに負担がかからないように足首を固定します。しかしその処置だけでは傷めた外側の靭帯を保護しただけで、本当に悪い所の治療にはならないのです。早く歩けるようになるには悪い所への治療が必要なのです。

治療すべきはふくらはぎやすねの筋肉にある

ねん挫で伸ばした靭帯を治すには固定や安静がある程度必要です。
しかし、早く復帰するには歩けなくなった原因である筋肉を積極的に治療する必要があるのです。
その筋肉はふくらはぎの奥の方にある筋肉です。
ねん挫をしたときには靭帯を傷めると同時に筋肉にトラブルを起こしているのです。
筋肉への視点が抜け落ちていると無駄に固定治療だけに時間を費やしてしまい復帰が遅れてしまいます。

このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。

  • 症状が長引いている。
  • 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
  • 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。

という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。

最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。

お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。

横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。

お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会がある、ということがありましたら、お気軽にご相談下さい。

 

スタイル鍼灸整骨院 院長 佐々木

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