以前、患者さんに
「関節をポキポキ鳴らすのって良いの?」
という質問を受けました。
指の関節をポキポキ鳴らしたり、
首を横に倒したり、ぐるぐる回してボキッと鳴らしたり、
座ろうとするときに膝がパキッと鳴ったり。 などなど
カラダの中でポキポキと音が鳴るところは意外と多いものです。
そして、音が鳴るとなんとなくスッキリした感じもするようですが。。
結論から言うと、
関節を鳴らすのは良くない、
ということです。
ではなぜ良くないか?
そもそもなんで関節が鳴るのかを踏まえてご紹介します。
関節が鳴る原因として2つ考えられることがあります。
①関節内の気泡が弾ける
関節の中は「関節液」という潤滑油のようなものが入っています。
長時間、関節を動かさないでいると、関節液の中に気泡ができます。
この気泡がある状態で、関節を動かすと気泡が弾けて音が鳴るわけです。
この現象を「キャビテーション」といいます。
音が鳴るだけならカラダには弊害はありませんが、
この気泡が弾けた時に関節内には約1~2トン近くの負荷がかかっています。
当然、関節の中の軟骨や骨、靭帯や腱には大きなダメージを与えることになってしまいます。
②靭帯や腱が骨と擦れる音
長時間同じ姿勢でいると、筋肉や靭帯、腱などは硬く収縮します。
硬く収縮するとスムーズに伸び縮みが出来なくなり、動かしたときに骨と接触しやすくなります。
この時に張り詰めた腱や靭帯が擦れて音が鳴ってしまいます。
当然擦れているので、炎症を起こしたり、酷いと切れてしまったりすることもあるようです。
普段何気なくしていることもカラダには大きな影響を与えてしまいます。
ポキポキと音を鳴らすよりも、筋肉をストレッチする方がカラダにも優しく、効果があるようです。
どうしても関節を鳴らしてしまうという方、是非試してみて下さい。
このような方は治療や専門機関の受診をお勧めします。
- 症状が長引いている。
- 本やネットにある解消法をしてみてもなかなか良くならない。
- 自分が現在どんなカラダの状態かわからない。
という方は、実際にカラダをチェックしてもらったり、治療を受ける方が早く症状は落ち着きます。
最近ではテレビやネットの情報で、「自分の症状はこれかも!」と気づくことが出来るようになりましたが、必ずしも当てはまるということはなかなかありません。
お一人で悩んでいるよりも、専門の知識・技術を持っている方に診てもらうことをお勧めします。
横浜市では当院の治療も受けることが出来ます。
お近くにお住まいであったり、職場に近い、たまに行く機会があるということがありましたら、お気軽にご相談下さい。
スタイル鍼灸整骨院 スタッフ 栗原
お電話ありがとうございます、
スタイル鍼灸整骨院でございます。