妊娠中の坐骨神経痛の原因は?

妊娠中の坐骨神経痛の原因は何が違うのか。

原因は2つあります。

ひとつは、妊娠中の一番の特徴であるお腹が大きくなること。
お腹が大きくなると、重心が普段よりもかなり前の方に移動することになります。

お腹が大きくなり、重心が前になると、骨盤が前に倒れやすくなります。

ある程度は前に傾きますが、梨状筋症候群を発症する方は、この傾きが顕著に大きくなっています。

このとき、おなかの赤ちゃんを支えるために、骨盤周りの筋肉は普段の何倍にも伸ばされてしまいます。

その中でも伸ばされながら赤ちゃんを支えて、カラダを起こそうとしているのが、お腹から股関節についている「腸腰筋」という筋肉です。

この「腸腰筋」という筋肉が伸びっぱなしになっていると、いくら梨状筋のかたさを緩めてもなかなか症状はよくなりません。

そして、もうひとつ原因は

  • カラダが冷えている
  • 糖分のとりすぎ
  • 内臓に負担をかけている
  • 血液の渋滞(オ血)が多い

上記のような内臓が元気に働かなくなってしまうことから起こる、「内臓下垂」です。

カラダの臓器が下に落ちてきてしまうので、骨盤が前に傾き易くなり、坐骨神経痛を発症しやすいカラダになってしまっていると言えます。

まだお腹が大きくなっていなくて坐骨神経痛が出ているという方も、内臓下垂による症状である可能性は高いです。

内臓下垂になっている方は横の腹筋(腹斜筋、腹横筋)、鼡径部(足の付け根)を押されると痛みや不快感、硬さがあります。

このページの作者について

著者:佐々木昇

略歴:横浜市大倉山の鍼灸整骨院「スタイル鍼灸整骨院」院長

大倉山に開業4年目 施術歴19年 のべ30000人の臨床実績

無痛鍼灸に特化したカラダまるごと根本解決の施術で多くの方をサポートしている現役の治療家。

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