肩こりの原因となるストレートネック

ストレートネックとは首の骨の湾曲がなくなり、まっすぐになることで肩こりや頭痛などの症状を引き起こす疾患です。

湾曲というのは背骨のS字のこと。

これは上からの圧力(大気圧)にカラダが負けないように、分散する仕組みになっています。

なぜストレートネックになってしまうのか?

多くの原因は頭の位置にあります。

頭ってカラダの中で一番重いですよね。

しかも首の筋肉って頭を支える割には細いんです。

重い頭を細い首で支えている、これが首の立場であり、役割です。

しかし、長い時間頭を下げた姿勢をしていたり、肩よりも頭が前にあるような姿勢をするなど、頭の位置が前になればなるほど、首の筋肉は伸ばされてしまいます。

こうなるとただでさえ支えることが大変なのに、さらに首に負担をかけてしまい、痛みの原因になります。

大事なのはカラダを横から見て、肩と平行の位置に頭があること。
そうすると首の負担は減ります。

ではその方法を紹介していきますね。

意識することは3つ

頭が下がっているとき、多くの場合は上半身がくしゃっとして、くの字になってしまいます。

この姿勢で首だけ起こそうとすると、今度は首の後ろが圧迫されてかえって痛くなってしまいます。

腹筋と背筋を使って上半身を起こすこと。

肩甲骨を寄せる(胸を開くようにする)。

肩甲骨どうしが離れて、内すぼめのような姿勢になると頭は下がってしまいます。
逆に肩甲骨を寄せるように胸を開くような姿勢は自然と頭を起こしてくれます。

目線をまっすぐにする

ここで初めて目線をまっすぐにして、首が前に倒れないようにします。

 

 
この3つのことを意識して、首だけでなく上半身全体で頭を支えるようにします。

またストレッチポールやバスタオルを巻いて円筒状にしたものを背骨にあてて、胸を開くような姿勢で鼻で深呼吸をするのもおススメ。

普段とは逆の姿勢になり、収縮している筋肉が緩みます。

仕事や普段の生活では首を痛めてしまう動作や姿勢がほとんどですよね。

まずは、その動き方や姿勢を変えていくと少しずつ痛みも減って、カラダも慣れてきます。

痛みのある方は痛みが軽くなり、

痛みのない方は予防になります。

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