更年期障害の症例のページです
更年期といっても人により、原因や症状の度合い、痛む場所や範囲も違います。それは生活習慣や食生活、普段のカラダの使い方も違うためです。
このページでは、スタイル鍼灸整骨院に来院された更年期の症例の一部になります。
あなたの更年期の原因・症状に合わせたカラダまるごと根本改善の鍼灸を行うことで、お悩みのつらい更年期がきっとよくなりますのでご安心ください。
主訴
3,4年前から更年期障害のような、ほてりやのぼせ、寝ているときに動悸がする、肩こりや気力の低下など
年齢及び性別
50代 女性
初回の施術
2017年5月
症状
・主訴同様
脈診・腹診などの検査
・血管の動きが乏しい「なん(漢字が検索出来ず…)脈」と不整脈
また「瘀血」の反応が強く、扁桃腺や肝機能の低下の反応があります。
頭や足の温度を診てみると、頭は熱く、足は冷えています。
※脈診や腹診の検査は施術で用いているまま記載されています。
初回の施術内容
・糖代謝、扁桃強化、肝機能改善
この患者さんは、甲状腺の機能低下もあり、それを補うために薬も2,3年前から服用していました。
甲状腺はカラダを興奮状態にさせたりしますが、解毒作用もあります。カラダの解毒作用と言えば肝臓ですが、甲状腺の機能低下や薬の影響で肝臓に負担がかかり、肝機能の低下を招いているのかもしれません。肝機能が低下すると、瘀血はできやすくなるので、まずは肝機能を回復させる治療を主にしました。
初回施術後の変化
・少し肩が楽になる。
脈やお腹の反応に変化が見られたので、本日は上記の施術で終了。
2回目の施術(5日後)
施術前検査
・緊、数 不整なし/腹背部同様 昨日から左肩甲間部痛
2日間調子が良かったが、戻ったよう。
施術内容
・同様、腎の処置だけ熱を下げる穴に変更。
施術後検査
左肩甲間部痛消失
4回目(9日後)
施術前検査
・やや緊、滑
動悸も良くなってきて、夜寝ると朝には元気になるようになったそうですが、ほてりやのぼせはあまり変わらないとのこと。
前回後から翌日までカラダがだるくなったようです。
術後にカラダがだるくなるのは、刺激量オーバーなので、少し刺激量を減らします。
しかし、のぼせや動悸の症状に変化が出てきたので、ツボの選択は良さそうと判断しました。
施術内容
・同様、刺激量落として、全ててい鍼で施術
6回目(11日後)
・のぼせや動悸の程度も減ってきたとのこと
その後、初診から2か月(計10回)で症状はだんだんと治まり、動悸やほてりも改善し、旅行に行っても体調が良かったので、一応治療は終了としました。
担当者の見解
更年期障害の方に共通するのが、頭は熱く、足が冷えていること。
「頭寒足熱」というように、頭が冷えていて、足は温かいというのが健康な状態ですが、それとは逆の状態になっています。
これはカラダの熱バランスが崩れていることを意味しています。
カラダの中には「火」と「水」の役割を担うものがあって、体温調節や気、血液の流れをスムーズに行われるようにしています。
「火」は上に、「水」は下に行く習性がありますが、カラダの中で上にも下にも必要なところに移動できる状態が健康であると言えます。
しかし、何らかの原因で上下に行けなくなると、頭が熱く、足が冷えるという現象が起きてきます。すると
上半身には「熱」症状である
・のぼせ
・ほてり
・動悸
・肩こり
下半身には「冷え」の症状である
・冷感
・むくみ
・足がつる
などの症状が出ます。
頭が熱く、足が冷える多くの原因は「瘀血」です。
瘀血があることにより、火と水は上下に行くことが出来なくなり、水は下に溜まり、火は上にこもってしまいます。この患者さんの場合、ストレスや薬、甲状腺機能低下などにより瘀血が出来ていたと考え、瘀血自体を取るよりも、その原因を取ることで、症状も消失できた症例になりました。
お電話ありがとうございます、
スタイル鍼灸整骨院でございます。